文字は強い
私は長年趣味で漫画を描いており、同人誌即売会にサークル参加するタイプのオタクである。
作品としてイラスト、小説、漫画、ハンドメイドと形態は色々あるが、私は漫画しか描けないタイプだ。同人誌の中身は描けるが、表紙のイラストが描けない。イラストと漫画は全く別のスキルだからだ。
あまり釈然としないが、漫画描きはイラスト描き同様「絵描き」に分類される。
「字書き」は絵描きと比べて卑下されることが多いように思える。確かに、絵のほうがキャッチ―で目を惹くため、目立ちやすい。小説より漫画のほうが同人誌頒布数が多い、ツイッターのRTいいね数が多いのはそのせいだろう。
しかし、日常生活においては断然「文章を書く力」が求められる。
圧倒的に小説>イラスト>漫画の関係なのだ。
日々の仕事の作業報告書、障害連絡、会議資料、メール、全てが文字でやり取りされている。イラストは手紙の隅にささっと描けるとすごい。しかし漫画を描く能力は全く生かされないのである。
能力をレーダーチャート化したとき、日常生活で有利なのは、より正多角形に近い形で、かつ、面積が大きい者だ。どこか1つの能力を特化したいびつな多角形では面積が小さい。漫画のみを特化するのではなく、より文章力を身に着けることも、このブログの目標のひとつだ。
こういう文章が書けるオタクを目指したい、と思う。